(2019年7月)

吸い込まれそうな名瀑〜吹割の滝<沼田>
 降ったり止んだりの不安定な空模様。沼田駅前よりレンタカーを借りて周辺の市町村を巡る。まずはバスの経路を戻るように沼田市の吹割の滝へ。溶結凝灰岩の割れ目を縫うように流れる川の広くなった部分から急に狭くなる部分に流れ込む水流がつくり出した滝で、落差は最大7mほど。3方向から流れ込む水と跳ねて舞い上がる水煙の迫力がもの凄い滝。全国的に有名な滝と比べても遜色ない迫力。時間調整に予定に組み入れた場所だったが、思いもよらぬ素晴らしさに大満足。

<川場>
 川場村は
日本切絵百景館を訪問。切絵画家・後藤伸行さんの手による私設美術館は全国切絵同好会や全国切絵芸術家協会の開催する芸術祭の優秀作品が数多く展示される。黒い紙を切り抜き、穿たれた空白部分に色を入れる。大
判の額にあり得ないと思えるほどに細かく切りぬいた切絵が飾られる。画題を選び、地の部分と切り抜く部分を構成する能力と、繊細な作業を根気強くやり抜く根性が必要とされる頭脳的な芸術作品。ここも思っていた以上に素晴らしい作品の数々に大満足だった。

<高山>
 高山村は大理石村ロックハート城を見学。俳優・津川雅彦がイギリスのスコットランドにあったロックハート城をロックハート伯爵家よりもらい受けてこの地に移築したもの。内部はジュエリーやサンタクロースの人形、香水などがテーマ別に展示され、周囲には教会やレストラン、英国庭園などが造られている。本物であるが故に重厚で、映画などのロケ地としても使われるという。夢がいっぱい詰まった建物、長く有効に利用され続けることを強く祈る。

<おまけ>
津川雅彦(1940-2018)俳優、映画監督。芸能一家に生まれ、数々の映画やドラマで主演や助演で活躍した。


以上、尾瀬3日間の旅日記でした。沢山の素敵な風景に出会うことのできた旅でした。いつもの如く行程表と経費内訳を参考にどうぞ。
<日程>

(1日目)
 
 JR東海道新幹線・京急本線・東武日光線・野岩鉄道・会津バス
 浜松―――――――――――――――――――――――
桧枝岐(見・泊)
  
 654                        1348
(2日目)
 
    会津バス         関越交通バス
 
桧枝岐――――(尾瀬)(見)――――――片品(泊)
  
  630   720      1520     1550
(3日目)
 
   関越交通バス・(レンタカー利用)           JR上越新幹線・東海道新幹線
 
片品―――――――沼田・川場・高山・みなかみ(見)――――――――――――浜松
  
 740      1000                1530             1930

<経費>
 ・交通費――――37,364円       ・お土産代――――5,740円
 ・宿泊費――――18,150円       ・写真代―――――1,779円
 ・食費――――――7,147円       ・その他―――――2,300円
 ・入館料他――――2,810円       
                       合  計――――75,290円